エッジコンピューティングが積極的に活用されている意外な分野として挙げられるのが農業です。農場にセンサーを設置したうえで農作物の状況や天候の影響などのデータを収集・処理を行うほか、ドローンで撮影した画像・映像のデータなどもエッジコンピューティングで処理することで生産管理が可能になります。さらに農薬・除草剤の散布の際に農作物と雑草をリアルタイムで判別しつつより正確な散布を行うような活用方法なども用いられています。
それからエッジコンピューティングの活用例として広く知られているのが自動車の自動運転の開発です。カメラ、センサー、レーダーなどの端末を自動車に搭載し、リアルタイムでの情報・データの収集を行うことで限りなくリアルタイムな環境でブレーキやアクセル、ハンドルといった重要な動作の自動化が目指されているのです。
もうひとつ意外な活用方法として見逃せないのが気象予測です。これは農業への活用とも関わってきますが、狭いエリアの天気を正確に予測するうえでエッジコンピューティングが活かさせています。
対象となるエリアに絞ったうえで端末で天候のデータをリアルタイムに近い環境で収集し、処理することでピンポイントでの気象予測をしやすくなるのです。これは農業のほか、スポーツ、さらには高速道路など天候によって環境が左右されやすい分野で注目されているエッジコンピューティングのメリットとなっています。
このように端末でデータを収集し、その端末の近くにあるコンピューターでデータの収集・処理を行うエッジコンピューティングはリアルタイムでの対応が求められる分野や、狭い範囲で正確な状況の把握や予測が求められる分野において幅広い方法で活用されています。